最近、私の知り合いで、どうやらマルチ商法らしき商売に入っている人がいる。さして知識も無いのに、ネットビジネス(要はマルチ商法なんだが)なんて言葉に踊らされて、保険に入る人を募ったら、配当金がもらえるというもの。
この手の商売で良くある、セミナーなるもので使用する資料を見せてもらったが、完全に怪しいと思いました。
スケールメリットなるものを唱えて、会員を集める事が重要と説き、入会者を集める事で配当金が最大500万円入ると言っている。しかし、配当金を得るためのポイントの加算方法は複雑怪奇(文章だけでははっきり言って、意味不明)。どうやら相当数(おそらく最低でも何百人単位)の入会者を集めないと、100万円なんて配当金は入りそうにも無い感じ。だいたい、一人の人が二人ずつ紹介者を獲得していっても、27代目辺りで日本の人口をオーバーしてしまうのだから、はっきり言って最高額500万円を獲得する人なんているのだろうかと思ってしまう。仮にいたとしても、その人はかなり上位に位置する人で、せいぜい1,2人。たいていの人は、数千円を貰う程度が関の山としか思えない。だいたい、配当金を得る権利を得るために、保険代とは別に¥2000の権利代が毎月必要と言うのがおかしな話。この¥2000は、紹介者への配当金を充当するためとしか思えないのだが。。。
だいたい、セミナーでリスクの話(権利金の¥2000より少ない配当金になる可能性もあるはず)をせずに儲かる話だけをしているのは違法性高い。また、「コマーシャルをしないことで無駄なコストを省いている」何てのも言っていましたが、だいたいネットビジネス(マルチ商法)は、法律でコマーシャルが出来なくなっているちゅうねん。
この手の事業、手を代え品を代え出てきますが、くれぐれも気を付けましょう。マルチ商法事態は違法ではありませんが、この手の商売は殆どの人が片手間でやっているので、所詮自分の知り合いを基本に紹介していくしかありません。最終的には知り合いから配当金を受け取っているのと同じ事となり、人間関係が壊れる可能性があるので、やるならよほど覚悟が必要だと思いますよ。
敢えて問題のネットビジネス団体名はあげませんが、私の住む大分にも進出してきていますので、充分にご注意を!